ようこそ中村軒のホームページへお越し下さいました。
京都の桂離宮のすぐ南側で饅頭屋を商うこと百三十余年の間、
ただお客様にお喜びいただける事のみを信条に美味しい和菓子をつくり続けてまいりました。
店内にて季節のお菓子をお召し上がりいただける他、 夏のかき氷や冬のおぜんざいなども絶品でございます。
桂離宮(拝観予約の仕方は→別ページにて)や鈴虫寺、嵐山・嵯峨野も近くでございます。
京都観光などでお越しの折りには是非当店へもお立ち寄り下さいませ。
中村軒の歴史
山陰街道にまだ二頭立ての馬車が走っていました明治の初め頃、 初代中村由松が
ただ今の場所で 「饅頭屋」 を商わせていただいてから、 丹波、 丹後路への往来のお客様に
「かつら饅頭」はこよなきお土産として珍重されてまいりました。
以来、 今日まで、旧久邇宮家のご用を拝命したり、 天皇、皇后両陛下へ献上の光栄に浴したリ、
お客様の有難いごひいきを頂戴してまいりました。
現在も創業当時から守り続けている 「なつかしい昔の味、 あっさりした美味しさ」を基礎に
お饅頭を作り続けております。何とぞ、 愛顧下さいますようお願い申し上げます。
- 創業明治16年(1883)
初代中村由松が饅頭屋を始める。
丹波、丹後方面への山陰街道往来客たちの間で「かつら饅頭」として評判になり、土産品としても人気が出た。 当時、田畑ばかりの桂で麦代餅を農作業現場まで届けていた。現在地に於いて明治末期より西京極長福寺(久邇宮菩提寺)を通じ久邇宮家御用を拝命。久邇宮家賀陽宮家、東伏見宮家などの年忌には必ずかつら饅頭をご利用戴く。
昭和天皇皇后両陛下が関西方面へ行幸啓の節、京都御所へかつら饅頭を献上に上がる。(指物師に特別に注文した杉の征の通った献上箱だったが戦後はその様な箱でなく紙箱でよいとの指示を戴く)
後ほど必ず饅頭が旨かった、とのお褒めの言葉をお付きの方より戴く。
- 明治37年(1904)
現在の建物になる
- 大正 2年
内国博覧会でかつら饅頭に銀賞をいただく
- 昭和 9年 8月 5日
久邇宮庁より長年御用拝命の事故当宮家御用の標記を掲ぐるも可のお墨付きを戴く
- 昭和52年
食品衛生の向上発展に寄与する功績に対し京都市長より表彰される
- 昭和56年
食品衛生の向上発展に寄与する功績に対し日本食品衛生協会会長より表彰される
- 昭和58年(1983)
2月 法人に組織替え 株式会社中村軒設立
施設の衛生設備に対し京都市長より表彰される- 昭和60年
食品衛生の向上発展に寄与する功績に対し厚生大臣より表彰される
- 平成10年
全国菓子大博覧会にて麦代餅に名誉大賞受賞をおくられる
りきゅう饅頭に茶道家元賞を受ける
- 平成12年(2000)
労働大臣に「現代の名工」として表彰される
ホームページ開設- 令和3年(2021)
建物の修理改修工事が完了